株式会社マルゲン

技術紹介TECHNOLOGIES
技術紹介

当社の強みは、高い企画開発力、そしてそれに伴う技術力です。
常に最新の技術を追求しながらマルゲン独自の製品開発・機械の開発を行い、高品質の製品をお客様へご提供します。

TECHNOLOGYAI自動検反機

世界初!?丸編みニット業界では実現困難と言われていたモノを形にした、機械による"検反"ができるAI自動検反機を開発、導入しています。
マルゲンでは、AIに振り回されることなく「AIが得意なこと・人が得意なこと」を我々が把握し、これからも業務の改新に役立てたいと考えています。

検反とは?

「検反」という作業は、できあがった生地に不備がないか確認する、品質を保つ上で欠かせない大切な行程で、検反機と呼ばれる専用機に反物をセットし、1分間に幅1メートル、長さ40メートル程度の布を目視で確認し、1ミリ以下の小さな糸むら、傷、汚れなどの欠点がないかを確認していく業務です。

非常に大事な行程でここに見逃した欠点があると、次の行程を担うお取引先(お客様)で染めていただいた時にムラになる等不良品が発生してしまいます。

集中力と特別な注意力が必要となるため、マルゲンでは、このAI検反機が開発されるまで、作業勤続5年以上の熟練したスタッフが中心となって業務を遂行していました。

AI検反機の特徴

01 AIアルゴリズム×画像処理技術
を搭載した外観検査装置

  • ニット生地専用のAIアルゴリズムを
    新たに開発
  • 高速で処理を行う画像技術の開発
  • 上記2つの技術を組み合わせることで、
    精度の高い検査作業を実現

02 社員のマルチスキル化

  • 誰でも簡単に検査が可能
  • 熟練スタッフと同じ検査スピードを実現
  • 検査数が大幅にUPし、生産性の向上

03 AI×人の融合

  • AIの専門知識がなくてもカスタマイズ可能
  • 人の目でNG画像をチェックし、
    それをAIに学習させることで人とAIが共に成長
  • 課題を解決する1つのツールとして、
    人がAIを有効活用

CROSS TALK開発 × 検査
AI自動検反機についての対談

開発担当者 K.N
2003年入社・新規開発室
×
検査担当者 K.J
2015年入社・生産部

TALK 01
AI自動検反機完成!!

検査担当者 K.J
AI自動検反機の開発お疲れ様でした
開発担当者 K.N
ありがとう。検査のみんなや外部の人たちが協力
してくれたおかげだよ。
特に検査室には何回も出入りして、検査について、
たくさん質問したりヒアリングをしてお世話に
なったよね。
検査担当者 K.J
そうですね。何回も来られて、同じ作業を繰り返したり、意味不明な質問していましたよね(笑)
正直、何ができるか分からなかったです‥。
開発担当者 K.N
たしかに(笑)
まぁ、それでもみんな優しく丁寧に説明してくれたから"検査″についてより深く理解することができ、無事に素晴らしいAI自動検反機を完成させることができたよ。本当にありがとう。

TALK 02
AI自動検反機を開発・導入しようと思ったきっかけ

検査担当者 K.J
そもそも、なぜAI自動検反機を開発してマルゲンに導入しようと考えたんですか?
開発担当者 K.N
マルゲンは24時間機械が稼働していて、月に8千反も生地を生産している為検査が追いつかない。
そのため未検査の生地が溜まっていくことが課題だったんだよね。
検査担当者 K.J
検査は全て"人の目"でチェックしている分、どうしても時間がかかってしまいますからね。
では、人を採用して検査できる人材を増やすことは検討したのですか?
開発担当者 K.N
もちろん考えたよ。実際に採用活動をして新しい仲間は増えてはいる。
けど、検査は特別なスキルが必要で1人前になるには、5~10年ぐらいはかかるよね。
検査担当者 K.J
そうですよね、きちんと検査できるまでに時間がかかりますし、私も1人前になるまで苦労しました。
ということは、誰でも簡単に検査ができるようになったら、課題も少しは解決できるってことですか?
開発担当者 K.N
そう!そこで、『検査数の増加をねらう』目的で、操作が簡単で、"誰でも検査ができる"AI自動検反機の開発をしようと思ったんだ。
それはマルゲンが力を入れている取り組みの1つで、部門関係なく仕事が一通りできる「マルチスキル化」にも繋がっているんだよね。
検査担当者 K.J
それは、とても良い取り組みですよね。
マルゲンの強みになりますし、どんどん変化して成長していっていると思います!

TALK 03
開発する中で苦労したこと

検査担当者 K.J
開発している時、検査機にたくさん
カメラをつけて作業していましたよね?
開発担当者 K.N
AI機能のほかにも、カメラの精度も重要だったんだ。
検査にはスピードが必要だけれども、スピードを上げる
とカメラの画像処理が追い付かない。
逆にスピードを緩めると、
カメラの画像処理の精度は上がるが検査数は上がらない。
そこのバランスを調整するのが苦労したね。
検査担当者 K.J
たしかに、生地は長さもあるためスピードは必要不可欠ですからね!
では、他に苦労したことは何ですか?
開発担当者 K.N
あと苦労したことは、人間の眼で判断できるNG基準とAI+画像処理でのNG基準をいかに合わせていくかがかなり難しかったね。
検査担当者 K.J
それは具体的にはどういうことですか?
開発担当者 K.N
AIの閾値を厳しくすると、過剰にNGを検出してしまう。
反対に閾値を甘くし過ぎると全然検出してくれない...。
いかにAIを人間の判断基準に近づけられるかってことだね。
検査担当者 K.J
その加減が難しいんですね。
開発担当者 K.N
そうなんだ。それに、ニット生地は形状が安定しないから、良品同士を比べても違いがある。
その違いをAIに学習させるのは大変だったんだ。
検査担当者 K.J
ニット生地は伸縮性がある分、形が定まらないから特徴を捉えるのはAIでも苦戦したんですね。
しわ等もよくでますもんね?
開発担当者 K.N
そう、例えば"しわ"だけれども、人間の眼ではすぐに"しわ"と分かり、OK判断するよね。
検査担当者 K.J
はい、検査していても"しわ"は、特に気にならずにそのまま進行しています。
開発担当者 K.N
でも、カメラだと撮像したものをそのまま捉えるから"しわ"は"キズ"と判断してNGにするんだよね。
そういった特徴をAIに学習させるのに苦労したんだ。
検査担当者 K.J
何度もトライ&エラーの繰り返しだったんですね。
開発担当者 K.N
そうなんだよね~。
それで開発をしている中で思ったことがあるんだけど、「最初から100点を目指さない事」。
挑戦してから、課題はたくさん出てくる。頭で考えすぎず、まずは"挑戦すること″が大事だと改めて気づいたんだ。
検査担当者 K.J
新しい何かを始める時は、とりあえずやってみよう!ですね。

TALK 04
今後のAI自動検反機の目標

検査担当者 K.J
どこかAI自動検反機で改善したい所はありますか?
開発担当者 K.N
対応品番を増やしていきたいかな~。
全品番を対応できるように調整していき、スピードアップもしていくことも考えているよ。
検査担当者 K.J
では、AI自動検反機も増やすことは考えていますか?
開発担当者 K.N
ん~。改良しながら増台していければいいなと思っているよ。
そして、マルゲンだけでなく北陸又は全国の同業者にも展開していこうと思っているよ。
検査担当者 K.J
人手不足を解消する救世主になると良いですね。
繊維業界の新たな一歩として、みんなでAI自動検反機を使っていきましょう!
これからAIが活躍する場面もどんどん増えていくと思いますし。
私達もAIと一緒に働いていきたいですね。